高岡ボーイズ blog

BOYS LEAGUE北陸支部所属

当チーム14期生 上田洸太朗くん 中日ドラゴンズ育成2巡目指名について

10/28中日新聞
10/27北日本放送 ニュースEVERYで
監督:干場のコメントが流されましたが
当然、紙面と放送時間には限りがあるので、私の話全てが流されたわけではありません。
以下、補足いたします。


―上田くんの中日育成ドラフト2巡目指名について率直な感想は?

 

「おめでとう!」という気持ちがないわけではないが、複雑な思いの方が多い。
ホントに厳しい世界であることは、私は実体験があるので理解している。
「そんなつらい世界に行くのか…。」と。
尋常ではない競争社会で厳しくつらい思いするのを分かっていて、
でもそこに「行くんだ!」と聞かない子を見て、不安に思わない親はいないでしょう。
似た感情は私にもあります。
ただ、本人の人生なので、本人しか選択できません。
悔いのない進路選択をしてほしいというのもあります。
そんな感じです。


―上田くんにはどのような選手になってもらいたいか?

 

どのような選手になるか、私にはさっぱりわからない。
本人次第では、大野雄大今中慎二レベルになれるでしょうし、もしかしたら岩瀬仁紀山本昌みたいにとんでもなく息の長い投手になるかもしれない。

その逆で、私みたいに何者にもなれずプロとしてのキャリアを終える可能性もあるでしょう。
担当スカウトが数年後の彼が活躍する青写真が描けたから今回の育成2巡目指名だと思います。

私も彼は、とんでもなく凄い素質の持ち主だと思う。
ホントどうなるか想像がつきませんが、本人次第だと思います。


―上田くんは高岡ボーイズ時代はどうだったか?


よく手抜きをする選手だった。ひどかったし、見ていて情けなかった。

「オレって、ホント指導能力ないなぁ…。」と私を凹ましてくれる選手の一人でした。私もコーチの方々も彼の言い訳にはいつも憤慨していた。そういう意味では、最低ランクの選手でした。

それでもまぁ…、JR東日本の山田よりは少し取り組み意識は↑ですかね…。
ただ、「これだ。」と思うことは真剣に取り組んでいたと思う。
私が勧めた本はしっかり読んで勉強し、自分で考えて自主練習メニューに組み込んでいたのではないかと思う。

高校2年くらいのときに股関節を故障したと聞いている。まだ「身体操作」の基本を理解できていないと思う。ということは、ぜんぜん勉強も修行も足りないと思う。

 


―上田くんに一言あるとすれば?

 

3桁の背番号をつけている間は、楽しいと思える日は1日もないでしょう。

2桁になってもナゴヤ球場にいる時間が長くなれば、悶々とする日々が続くでしょう。

ですが、とりあえずは
1年で(2年目の春キャンプで)2桁に変えないと先行きは厳しいでしょう。
1年目はケガに気をつけないといけないが、『必死』に取り組むべきです。

私の経験ですが、よく入団前にアマチュア時代世話になった方々に
「プロは競争。人のことなど蹴落としてでも前に出ないといけない。」
と教えてくれた方がいました。
県内の某高校監督(何度も甲子園に選手を導かれた方)も同様なことを、引退後の私に話しました。

はっきりいって、この考えは、間違っています。
プロの世界を知らない人の戯言です。

野球に限らず、どんな仕事でも「プロ」というのはそういうものではないと思います。そんなプロの仕事はないです。
毎年、ドラフト・トレード・FA・外国人補強とプロ球団は戦力補強を図ります。
そんなの、いちいち気にして「競争」を意識していたら、鬱になりますよ。
競争を意識するということは、他人のことばかり意識して、他人の行動に振り回される生活になるでしょう。そしていつの間にか、他人の人生を歩んでいることになります。

「今、自分は何をすべきか?」
「自分の強みを磨いて、それをチームにどうマッチさせるか?」
当面はそこに集中すべきと考えます。

人間の悩みの全ては「人間関係」に原因があります。
競争を意識してわざわざ、悩みを増やす必要はありません。
自分が今やるべきことに、集中できなくなります。

 

中日ドラゴンズの上田洸太朗が
1軍のマウンドに上がる日を楽しみにしています。
私は教え子が甲子園や神宮に出たことで感動して泣くことはありませんが
1軍マウンドに上がったら、号泣するかも…です。

十分、それだけの素質はあると思います。

 

プロ球団と契約すると決めたのであれば

チームのため

お世話になった方々のため

家族のため

自分のため

そして、ファンのために

頑張ってください。楽しみにしています。